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(31)カラマツソウ(キンポウゲ科)

カラマツソウ画像

肌さむくこめし夕闇揺らぐがに高野は白し落葉松草の花         鹿児島寿蔵

登り路のからまつ草に囁き(ささや)し風はわれにもやさしかりけり   清水ちとせ

 カラマツソウの和名は、この花の雄しべの伸びた状態がカラマツの新葉の広がる様子に似ているから名付けられたと言います。けぶるようなカラマツの新芽の緑と白いカラマツソウの花とでは、どこが似ているのかと疑問に思う人もあることでしょう。どことなくさびしげな風情が漂うところが似ているのでしょうか。『やはり「落葉松」ソウだ』と妙に納得してしまうのは私だけでしょうか。
 では、一方のカラマツを詠んだ歌を紹介してみましょう。

落葉松の中を来にけり陰ふかき落葉松ばかりつづくこの道      松村英一

上高地の夏も終らむ落葉松の葉がひをかよふ風光りつつ       木俣修