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(7)キショウブ(アヤメ科)

キショウブ画像

 同じアヤメ科の野生の花でありながら、アヤメ、ノハナショウブ、カキツバタは判別がややこしかったことでしょうか。さて名前の方も少々厄介(やっかい)です。万葉集等でアヤメグサと呼んでいるのは、実は『菖蒲(しょうぶ)』のことであり、これは5月の節句の時に薬玉や菖蒲湯にするサトイモ科の植物です。花を観賞するアヤメ科の方は、『花菖蒲』です。こちらは野生のノハナショウブを江戸時代に改良して紅紫、紫、白、淡紅色、絞り等に変化させたものなのです。
 ところで、花の形や色をいろいろと改良しながらも、どうしても日本ではできなかったのが黄色の花でした。それだけに、明治30年頃、キショウブがドイツから移入された時は、きっと珍重されたことでしょう。その後、キショウブは旺盛な繁殖力で日本中の湿り気のある空き地に侵出し、ここ北毛青少年自然の家のグラウンドの側溝でも大いに花を咲かせています。