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(16)クモキリソウ(ラン科)

クモキリソウ画像

 クモキリソウは、梅雨の頃のキャンプ場のうす暗い林下に、エビネを柔らかにしたような形のよい葉を一対つけ、中心から真っ直ぐに花茎を伸ばします。そして、淡黄色のインベーダーのような姿の花をつけます。この花はなんとも奇妙な形で、唇弁が強く巻き込まれ、5枚の花被片がこれも細く巻きながら唇弁のうしろに飛び出しています。クモキリソウの名前の由来ははっきりしませんが、一瞬見ただけでも、唇弁はクモの胴体、糸のような花被弁はクモの足に見えてしまいます。さらに、花色が緑色のものを「青グモ」、黒紫色のものを「黒グモ」と呼んでいます。また、根元の辺りをよく見ると、地上部にわずかに顔を出している球状の偽鱗茎が見つかります。
 そういえば、同じラン科の仲間には、「ジガバチソウ」「スズムシソウ」「トンボソウ」など、昆虫にそっくりさんがそろっています。