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(2)クリンソウ(サクラソウ科)

クリンソウ画像

 牛去りし泉に赤し九輪草   相馬遷子

 サクラソウが高山村の休耕田や近隣の丘陵地で、桜の花びらのようなピンクの花をさかせるのは陽春の頃です。一方、クリンソウが紅紫色の花を輪生させるのは、新緑をわたる風にカッコウやホトトギスの声が流れる初夏になってからです。
 以前はクリンソウも、北軽井沢の別荘地や武尊牧場のちょっとした流れのほとりに群生していたものですが、最近はめったにお目にかかれなくなってしまいました。北毛青少年自然の家の10株程のクリンソウは、職員のTさんが植えたものですが、健気に適応しているのでスケッチしてみました。
 本来サクラソウの女王と呼ばれるクリンソウは、草丈60cmを超え、五重塔の九輪まではいかなくとも、七階草の別名のように6、7段にわたって花をつけ、しかも一段に20以上の鮮やかな紅色の花を輪生させます。