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(28)マタタビ(マタタビ科)

マタタビ画像

 普段はまるで地味な木ですが、梅雨の頃になると、枝先の葉を白ペンキで塗りたてたように変身させて大いに目立ち始めます。なぜ葉を白くするのかは謎も多いのですが、だいたい花のつぼみの頃から白変し、結実すると元に戻ってしまうところから、どうも昆虫を呼ぶためのデモンストレーションだと思われます。花かとだまされてきた虫たちは、さらに葉の裏で芳香を放っている花へと誘導されて、まんまと受粉のお手伝いをすることになります。
 『猫にまたたび』の言葉どおり、葉や実に含まれるマタタビラクトン、アクチニジンという物質がネコの好物です。人間も実の塩漬けを食用にしたり、虫こぶを薬用にしたりしています。
 名前の由来は、弘法大師がこの実のお陰で『又旅』を続けたという俗説よりは、虫こぶのアイヌ語『マタタンプ』説の方が有力です。