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(15)ミヤコグサ(マメ科)

ミヤコグサ画像

松蔭の砂にさきつづくみやこ草にほひさやけきほの明かり雨    長塚  節

都ぐさ黄いろ汚れぬ芝生にて秩序みださぬ花充ちてゐる      生方たつゑ

 6月下旬、グラウンドの草原の辺りにミヤコグサが群落をつくります。ほの暗い梅雨空の下に鮮やかすぎるこの黄色の蝶形花には、圧倒されることでしょう。花は筒状になっていて、ここにたまった花粉は虫がとまるとあふれ出ますが、その花粉が出てしまってから雌しべが受精できる態勢になります。自家受粉をさける仕組みですね。さらに豆果は、熟すとさやがねじれて種子をとばすなど、優れたメカニズムを持っています。
 名前の由来には諸説あり、往時の京の都に多かったから、華やかな淀君が好んだから等といわれていますが、定かではありません。別名としては、「黄蓮華」、「黄金花」、「烏帽子花」、「淀君草」、「淀殿草」などがあります。