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(21)ナツツバキ(ツバキ科)

ナツツバキ画像

うちしきてあしたの沙羅(しゃら)のよごれなし             長谷川素逝

沙羅の花にあをむ夕の透りつつ水のやうなるひとときのあり    立川敏子

 白いツバキに似た花を夏咲かせるのでナツツバキ、また木肌が赤褐色で光沢があるところがお釈迦さまが亡くなった時に色を変えた沙羅双樹に似ているというので、沙羅とも呼ばれてきました。
 この絵のものは、北毛青少年自然の家の前庭に植えられていたものですが、近辺の山にも自生のものがあります。真っ直ぐ高く伸びている幹がサルスベリやリョウブのようにつるつるしているので、花がなくても目立ちます。また白い花は、朝咲いても夕べにはあっけなく散ります。しかも花弁を散らさずにそっくりそのまま落ちるのです。一方、明朝開く球状のつぼみは、絹糸状の毛で覆われて錦の手毬のように光っています。