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(8)ノアザミ(キク科)

 アザミの仲間はいろいろありますが、そのほとんどは盛夏から晩秋に花をつけます。晩春から初夏にかけて花をつけるのはノアザミだけです。また、花屋さんでドイツアザミなどの名前をつけられているものを含めて、園芸品種のアザミは、このノアザミを改良したものです。
 美しい紅紫色の花は、すべて両性の筒状花の集まりです。虫が止まるとせっせと白い花粉を押し出して付着させる雄性期と、花柱を出して受粉する雌性期があります。
 ところで、アザミというと葉が棘(とげ)だらけで近寄りがたい感じですが、その棘のおかげで鹿などの動物に食べられずに繁殖しているのです。そういえば、スコットランドの国章はアザミの花です。これは昔々のこと、夜襲をかけた敵兵がアザミの棘に悩まされて退散したので、『救国の花』として称えられたからだと言い伝えられています。