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(35)オオバギボウシ(ユリ科)

オオバギボウシ画像

這入りたる虻(あぶ)にふくるる花擬宝珠            高浜虚子

擬宝珠の長き花茎ひとつ立ち日のゆく道に傾きはじむ   斉藤茂吉

 夏休みの頃、北毛青少年自然の家の林中では、楕円形の大きな葉と漏斗状の薄紫色の花をつけた、高さが1m近いオオバギボウシに出会います。時には、そこでマルハナバチがせかせかと花筒の中に出入りしているのを目撃するかもしれません。
 このギボウシという名前は、花茎の先が寺院や橋の欄干の擬宝珠に似ているから名付けられました。でも、オオバギボウシという名前よりも、一般には山菜のウルイやウリッパの方がおなじみかもしれません。酢味噌やおひたしにしたものは、歯触りが気になるという人も抵抗がないでしょう。昔は、ヤマカンピョウといって葉柄をゆでてから干して保存食にしたそうです。