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(4)サイハイラン(ラン科)

サイハイラン画像

 もともと、低山の木陰や林縁に生えるランの仲間です。以前は渋川辺りの丘陵や沢筋のやぶ陰でよく見かけたものですが、最近はとんとお目にかかりません。北毛青少年自然の家周辺でも、梅雨の頃、人目を避けた所でひっそり花を咲かせています。
 およそ40cmほどの花茎の上部には、ひらひらした淡いベージュに赤紫色の斑点のある花びらがふさ状に垂れ下がります。これが昔々の大将が軍勢を指揮する時に用いた『采配』のようだと言うので名付けられたのです。 一つ一つの花を見ると、いずれも5枚の花びらは細く下向きに半開させているので、全体がはたきを立てたような奇妙な形になっています。また、花の咲く頃に前年の葉が枯れ始めるので、葉はこんな色をしています。このような直立した花茎も葉も、地中のラッキョウ形の偽鱗茎と根ががっちりと支えています。