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(36)ウバユリ(ユリ科)

ウバユリ画像

咲き栄えかをりおごれる白百合に少し間を置くうばゆりの花   土屋文明

わき流るる山下水のとこしへに一時うつるうばゆりの花      土屋文明

 ヤマユリの花の後、北毛青少年自然の家周辺の林の所々で、ウバユリが高さ1mほどの直立した茎に緑がかった白い花をつけます。花の姿は開花前のテッポウユリに似ているものの、およそユリらしくないユリ科植物です。たとえば、ユリ科の特徴である笹の葉のような細くて平行脈の代わりに、巨大なハート形の葉がつき、網目状の葉脈が走っています。また、香りも色も地味です。
 『姥百合』という名前は、花咲く頃には下方の葉がぼろぼろになっているので名付けられました。『葉(歯)っ欠け花(婆)』のしゃれです。
 鱗茎は、ヤマユリなどの「百合根」と同様にとろりと甘いので食用になります。昔、アイヌの人たちにとっては大切なでんぷん食糧だったそうです。