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(3)ヤグルマソウ(ユキノシタ科)

ヤグルマソウ画像

 初夏、子持山の登山道を登っていくと、谷筋の斜面や樹陰に、高さ1m近い白い穂状の花をつけたヤグルマソウに出会います。草丈の高さもさることながら、5枚の小葉からなる手のひら状の葉も30から50cmのビックサイズですから、群落にもなるとなかなか壮観です。そして、この葉の形を鯉のぼりの先につける矢車に見立てて、ヤグルマソウと名づけられました。また、タバコの代用に使った地方もあったそうです。
 一方、キク科にもヤグルマソウと俗称されているものがありますが、こちらは正しくはヤグルマギクと言います。花もピンク、紫、白と色とりどりで、日本には明治の頃渡来しましたが、西欧や中近東では、ツタンカーメンの棺の中にもあったことで知られているほど古い園芸種です。こちらは、花の周辺を一周する大きな花びらの様子を矢車にたとえたようです。