トップページ > 北毛青年の家周辺の植物 > 夏の花一覧 > ヤマハタザオ


(22)ヤマハタザオ(アブラナ科)

ヤマハタザオ画像

 なんと明快な生き方を実践している植物でしょう。ひたすら真っ直ぐ天に向かって茎を伸ばします。そのため、英名は「タワー・マスタード」と言います。
 北毛青少年自然の家では、国旗掲揚台に近い草むらに生育しています。さて、2年草のこの草は、昨年蓄えたパワーを全開して、この春立派な旗竿を立ようとしました。ところが30cmほど伸ばした時、突然惨劇が襲いました。ボランティアの一団が草刈り機の爆音とともに、彼ら一族をはじめ健気に生きている辺りの植物集団を一斉に刈ってしまったのです。大事な旗竿は、地上5cmで切り取られてしまいました。しかし、ヤマハタザオは不屈の上昇精神で、翌日から2cmずつ新しい旗竿を伸ばしていきました。そして、刈られてから3週間後、その草原では、ヤマハタザオだけが、ひときわ高く花茎を伸ばしていました。花が実になると、これも一緒に天に向ける予定です。